20代の私が経験した営業職の転職体験談
20代の私が経験した営業職の転職体験談
【転職を考え始めたきっかけ:新しいことに挑戦したい】
私が転職を考え始めたのは、入社してからちょうど4年を過ぎた頃でした。
理系の大学を卒業してから、新卒で製薬会社に営業職として入社しました。業務では、病院やクリニックに訪問し、医師に薬の効果や使用法などの説明をしながら、自社の製品の提案をおこなう仕事をしていました。
入社当初は研修会に参加して医療知識を必死に身に付け、エリア配属されてからは、病院やクリニックの先生とコミュニケーションを取って、信頼関係を築くのにかなり苦労していましたね。そんな中でも地道に定期訪問をして対話を重ねることで、自社製品に関心をもってくれて、売り上げに繋がった時はすごく嬉しかったですし、やりがいを感じていました。
でも4年経ってから仕事のスタイルや業務にも慣れてきて、次のステップとして新しい仕事に挑戦してみたいと思うようになりました。このままずっと、新しい挑戦をせずに続けていっても良いのか?といった不安もあり、思い切って転職を決意しました。
【クリエイト転職】
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転職活動の始まり
人生初の転職活動でしたが、とりあえず何か一歩を踏み出さなければ始まらない!と思い、転職サイトにいくつか登録しました。また、仕事に従事しながらの転職活動だったので、バレないように上司はもちろん、同僚にも話さないように気をつけていました。そのため、仕事終わりや休日などに、地道にコツコツと、求人情報に目を通す日々を送っていましたね。
最近、転職したばかりの友人がいたので、その友達におすすめの転職サイトや求人の情報収集などやり方について聞いたりもしました。
もともと負けず嫌いな性格もあったので、「前向きに転職活を進めていこう!」と思っていました。でも、転職活動を始めた頃は新しいことにチャレンジしたいという漠然とした想いで、そもそも自分が経験してきたのは製薬会社の営業職だけだったので、「未経験で新しい分野にチャレンジできるのか?」「他の会社に入って私は役に立てるのか?」という不安もありましたね。
そんな不安を友達に相談したところ、「まずは、自分の強みとか経験を整理してみたらどうか?」というアドバイスをもらったのです。そこから自分の経験してきた業務について、棚卸しを行いました。
あとは、自分の強みやPRについても、大小関係なくできるだけ洗い出していきました。
この時に自分の価値観や将来の方向性についても、とにかく思い浮かぶことをノートに書き出していきました。今思うと、こうして振り返りや自己分析を行ったことで、自分の新しいことにチャレンジしたいという漠然な想いから、しっかりと転職に目を向けて、自分のスキルをふまえてどんな企業に就きたいかのイメージを持ったり、頭の整理をすることができましたね。
転職活動中:異業種かこのまま営業職を続けるか悩んだ
いろいろと自分の中で自己分析を行いましたが、実際には、これまでと同じ営業職を目指すか、それとも営業職以外を受けるかかなり悩みました。結局悩んだ末、営業職を含めて企画販売や人事系など経験を活かせそうな職種にも目を通して、6社ほどエントリーしました。
でも、実際に営業職以外の会社説明や、面接を受けていくうちに仕事内容や、将来像という観点で、果たして本当に自分のやりたいことなのかどうか、違和を感じるようになりました。結局、営業職以外の会社は、面接でうまく受け答えできずに、1次面接で落ちてしまったり、最終的に内定をいただいた企業もありましたが、業務内容が合わないと感じ、辞退してしまいました。本当は応募をする前に、見極めができればよかったのですが…。
そして営業職の企業の面接を受けて、人事の話を聞いたり自分のやりがいや営業職に対する想いを話したりする中で、本来の自分が出せていることに気づいたのです。同時に、やはり自分は「人と話すことが好き」で、「何かやったことに対する成果が形で現れること」に、やりがいを感じる点にも気づくことができました。これまでモヤモヤと、志望職種について悩んできましたが、自分の目指すべき方向が定まり、視界が一気に開けたような気がしてより一層、転職活動に意欲も高まりましたね。最初から、志望職種を絞ることができれば良かったのにと反省もありましたが、実際にさまざまな職種の面接を受けてみて良かったと思っています。
そこからは営業職をメインに絞って、いくつか応募をしていきました。
共感できる企業との出会い
営業職をメインに求人を探す中で、これまで自社製品の営業経験しかなかったのですが、提案の幅を広げられる無形商材の営業に挑戦してみたいという気持ちが強くなりました。
そして、見つけたのが、インタ―ネットの広告を扱う会社の営業職でした。惹かれた理由は、クライアントに合わせてさまざまな提案ができる点や、IT分野の知識をつけて、さらにスキルアップができる点でした。何より、これまでの経験を活かして、効果も数字で目に見えて分かる仕事なので、挑戦してみたいという気持ちがフツフツと湧いてきました。そして、「未経験歓迎」という文字も私の背中を後押ししてくれて、応募をしました。
未経験の業界だったので不安もありましたが、面接ではこれまでの営業経験や、営業職への想い、今後チャレンジしたいことについて、しっかりと伝えることができました。また、積極的に質問をしたことが好印象だったのか、この会社で働きたいという意欲が伝わり、無事内定をいただくことができました。終始、面接の方も親身にお話を聞いてくれて、入社後の研修やスキルアップについても説明をしてもらい、ここなら安心して働いていける!と思い、入社を決めました。
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【営業職】転職活動を終えて
製薬会社での営業を4年間やってきましたが、広告営業への道に転職して、さまざまな業界や、広告、メディアに関するノウハウを習得するために、学びの多い日々を送ることができています。今まで、医療系の知識を中心に勉強してきたので、転職してから、本当に毎日、全く違う分野の情報に触れながら、成長できる環境だと感じています。また、前職よりも、チームを意識して営業にあたれる点も、新たなやりがいに繋がっています。
ここまで振り返ってみると、現職に就きながらの転職活動は常に、自分の方向性に悩んで、一言でいうと大変でした。それに最初の頃は、志望企業も明確ではなくて、転職の軸が定まらないままだったので、面接でも自信を持った受け答えは出来ていなかったと思います。それでも転職活動を続けて、面接を受けていく中で自分と向き合った結果、本当に自分に合った職業や営業スタイルを見つけることができました。
納得のいく転職をするためにたくさん悩みましたが、これまでの営業経験を振り返り、可能性を信じて、違う職種の企業も受けてみたことは大きかったと思います。
今、転職をしようと検討されている方も、まずは転職サイトに登録して、さまざまな求人に目を通してみることで、自分の新たな可能性に気づき、次の一歩に繋がるのではと思っています。 -
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